バイク好きであれば、一度は手に入れたいと考えるのが、ハーレー社のバイクです。
アメリカで誕生したこの会社は、古くから個性的なデザインでしかも乗り心地が独特なバイクを数多く生み出しており、現在ではアメリカだけでなく、世界中のバイクファンの心を掴んでいます。
そんなハーレー社のバイクのイメージというと、どっしりとした重厚感ある車体に、パワフルな走りといったものです。
ですがこの会社が生み出すバイクの全てそういったイメージ通りのものであるという訳ではなく、ハーレーにもスポーティーなモデルのバイクというのは、存在しています。
特に1950年代に登場したMODEL K は、この会社のバイクのイメージとは大きく違い、車体は小さくスマートさがあり、正にスポーティーなデザインで作られているのです。
というのもこのモデルは元々、バイクレース用に開発されたものであるため、それに見合ったデザインとなっています。そのため、高い旋回能力によりスムーズなコーナリングを実現する等、走行性能に優れたバイクとして、レースでも圧倒的な強さを見せていたのです。
そういった形で走行性能を重視したMODEL K は、重厚さとパワフルさが売りのハーレー社のバイクのイメージとは違っており、その違いが逆にファンの心を魅了し続けています。お陰でヴィンテージバイクとして、現在でも高い人気を誇っています。