歴代ハーレーモデルの中で忘れてはいけない名車の1つが「1986 FLST」です。現在扱っているランナップの1つであるソフテイルの元祖だからです。
このバイクを基本にソフテイル・コレクションが開発されてきました。ハーレーは1966年から使用してきたショベルヘッドエンジンの性能限界を鑑み、1985年から新エンジンを開発し投入しました。エボリューションエンジンです。
この新エンジンを安定した重量感のあるフレームに搭載したモデルが「1986 FLST」で、1960年代のハーレーを象徴するFLHFの技術を詰め込んでいます。古き良きアメリカを象徴するような重厚感が特徴的で、デビューした翌年から3年間量産型が発売されました。
往年のリジット・フレームを復活させたソフテイルフレームに1200㏄の重低音大排気量エンジンを積んでいます。当時はアーム式の5速ミッションですが、このモデルから美曲線のスイングアーム、前後16インチホイールタイヤ、油圧式フロントフォークなどを採用しています。
路上に停めているだけで、ハイウェイを走るハーレーらしいエンジンの音が聞こえてきそうな重感を漂わせるバイクで、ファンも多く。クラシックのを表すCが入ったFLSTCが最新の制御技術とエンジンを搭載し復刻しています。