世界中のバイク乗りに愛されている大型バイクといえば、ハーレーダビッドソン社の製造するバイクが挙げられます。
同社の始まりは、1903年のアメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーでした。ダビッドソン兄弟とウイリアム・ハーレーという青年たちが、手作りのモーターサイクルを作り上げたことから始まりました。
空冷単気筒のエンジンを搭載したバイクは即座に世界に受け入れられて、生産は拡大しアメリカンバイクの王道と呼ばれるまでに成長しました。
同社のバイクのさまざまなモデルは、ファミリーと呼ばれる区分で分類されます。「ダイナ・ファミリー」は、大排気量で重厚感のある外見を持ち、ハーレーの中でも高い人気を誇る車種です。
ダイナの名前の由来は、フレームから来ています。オールドハーレーに使われているハードテイルでもソフトタイプとも違う、ダイナグライドと呼ばれるフレームを採用しています。
このフレームはフレームのパイプが太く、フレームメインチューブの形状は丸型から角形へと変更されていて、強度の向上が特徴です。このフレームにラバーマウント方式でエンジンが搭載されることで、ダイナ・ファミリーでは重厚感と操作性の両方が実現したモデルになっています。